マグネット-1
マグネットコンタクタという機器があります。電磁接触器とも呼びます。そしてこのコンタクタにサーマルリレー(過電流継電器)を取り付けたものをマグネットスイッチ(電磁開閉器)と言います。
動作内容は先に述べたリレー(補助継電器)と全く同じです。では何が違うかと言うと、接点容量(定格通電電流)が違います。
ミニチュアリレーの接点容量は一般に3Aと言われております。
もしミニチュアリレーで(タイマとか人感センサで)ON/OF制御しようとすると、1回路3Aつまり300W以上の電気機器は使えません。(MY4Nは接点を4つ持っているのでこの4接点を並列で繋ぐと、理論的には4×300=1200Wまで使える事になりますが、これは邪道です。4接点のON/OFFには微妙にばらつきがあるため、最初に閉じた接点に大電流が流れ、接点が傷みます。)
それに対しマグネットの接点容量は大きさによって違いますが、最低でも20Aあります。
電磁石によって接点を入切することから、「マグネット」と呼ばれます。
でも、ミニチュアリレーも電磁石が使われていますよね?
実は、このマグネットコンタクタが先に有ったんです。