自己保持動作説明(後半)
第7-3図でXR1が励磁されたことにより、ランプは点灯し続けます。このランプを消すには[自己保持]を解除しなければなりません。
解除するにはリレーXR1に200Vを掛からなくすれば良いわけです。そこで、このリレーの上流(左側)にPB2を設けました。
PB2は通常[CLOSE]・押して[OPEN]のb接点です。
PB2を押した瞬間の回路が第7-4図です。現実にはこの様な回路図は一瞬しか存在しないのですが、第7-3図から7-4図に移行するシステムを理解しやすいように掲げました。
第7-4図でPB2を押した瞬間、リレーXR1に200Vが掛からなくなります。
直後に2つのXR1接点が外れ、[自己保持]の解除と共にランプは消灯します。
それが第7-5図です。
そしてこの後PB2から手を放しても、PB2の上流(左側)の電圧は0Vの為、ランプが点くことはありません。それが元の第7-1図です。
これさえ理解できれば、あとはその拡張です。難しくないんです。