実際の回路-3
第5図の状態でPBから手を離してもランプが点灯しっぱなしにするにはどうすればよいか?その答えが第6図です。
XR1接点が2つあります。[リレー-2]で説明したとおりミニチュアリレーMY4Nは接点を4セット持っています。従ってXR1のリレーを励磁してやると、4つの接点でそれぞれ別の制御が出来るようになります。
PBを押すとその右にあるリレー[XR1]が励磁され、PBと並列に挿入されたXR1接点が[CLOSE]になります。そして同時にランプの左のXR1接点も[CLOSE]となり、ランプは点灯しっぱなしになります。でもこれでは、ランプを消すことが出来ませんよね?
そこで、この自己保持を解除するためにもう一つのPBを使用します。第7図を見て下さい。
PB1はa接点(押した時だけ[CLOSE]になる)、PB2はb接点 (押した時だけ[OPEN]になる) です。
これで基本的な自己保持回路の完成です。この動作説明は、改めて次号で致します。