保護協調-おまけ
むかし会社の先輩が、街全体を停電させたことがあります。
保護協調の大原則に従っているのでそんなこと起こり得るはずが無いのですが…。
6600Vのターボ冷凍機の運転確認をしている時、何らかの理由で冷凍機が異常に陥った。シーケンスによって異常停止するはずの冷凍機が、異常回路のリレーの故障で停止しなかった。
パニクったその人はあろうことに、電動機盤(6600V)のフューズを抜いたのです。
家庭用の100Vと違って6600Vです。フューズを抜いても電極からアーク放電がフューズに伸びてその後単相運転(3相モータが焼損)。その時、客先のキュービクルよりも先に、変電所のブレーカがダウンしてしまったそうです。
あまりにも大きな電流が流れた場合、[保護協調]だけで守りきれないこともあるんですね?
それにしてもその先輩、死ななかっただけ儲けもんだとか。
その後どうなったかって?そのひと、出入り禁止になりました😥