失敗例
約2年前のこと。商談で兵庫県香住地方の株式会社ステップを訪問した時の事です。
夕刻、ステップの顧客から「機械が異常停止して困っている。」との連絡。あいにくその時ステップに動けるエンジニアが居なかった為、「帰り道だから寄りましょうか?」と、ピンチヒッターを申し出ました。
現場へ急行し点検したところ、ブレーカの接点の一つが焼けて単相運転になっているだけであった。
直ぐに豊岡にあるステップの納入業者に代替ブレーカを持って来てもらい、交換試運転。約5分確認し、異常が再発しなかったので、作業終了した。
はずでした。ところが、私が立ち去った直後、また異常停止してしまったのです。
原因は、モータが焼けかけていたため、ブレーカの一つの接点にだけ負担が掛かり、そのせいでブレーカが劣化していたのです。
電気製品って、フューズが飛んだ時にそのフューズだけ取り換えて直ることの方が少ないですよね?
フューズが飛ぶには、それなりの理由があるのですが、その時私は、運転電流すら確認していなかったのです。
大失敗でした。