メリット・デメリット
リレー盤とシーケンサの違いとは?あくまで私の主観ではありますが…
シーケンサのメリット
①内部リレー・タイマが内蔵されているので、入力装置(圧力スイッチ・温度スイッチ・リミットスイッチ・プッシュボタン等)と出力装置(表示灯・ブザー・コンプレッサ・ファン・モータ等)を繋ぐだけで良い。(プログラムは後から考える)
②比較的少ない知識でも扱うことができる。
③異常発生時の要因特定が簡単。
④改造・修正が容易。
等々です。対してデメリットは、
①シーケンサは直流回路(通常はDC12V・24V)なので、電源装置・ノイズフィルタ・が必要。
②基本、停電になるとプログラムが消失してしまうため、プログラム格納用メモリ(EPROM)が必要。
③リレー式に比べデリケートなので、信号線にシールドを使ったり、アースの接続地点等、ノイズ対策が必要。
等です。リレー盤の操作電源は、AC100V・110V・200V・220V・DC12V・24Vと、様々な電圧に対応するリレー・タイマ等が用意されています。
但し、この仕様電圧を間違ったためのトラブルって、意外と多いんです。(私も一度、200V回路に100V用を取り付けて焼いてしまった苦い経験があります。)
現在では、ほとんどのミニチュアリレー(補助継電器)には動作表示用のLEDが付いており、ACリレーが赤・DCリレーが緑となっています。残念ながら、電圧の違いは、LEDでは見分けがつきません。