デビュー戦-2
さて、裏返り自動検出装置ってどうしたら良いか?結論を言うと、製函機のライン上に印刷の有無を検出するLEDを2個設置するシステムを考案しました。
考え方はいたって単純。LED光電スイッチと受光部をラインの上下に設置し、段ボールシートがスイッチを遮る間に印刷検知用のLEDが1回以上ONになれば「OK」ONにならなければ「ERROR」でアラームを出す。
プログラムとしては20行くらいの単純な物でしたが、2個のLEDが干渉し誤動作を起こすため、LEDの色を緑と赤に分けた記憶があります。
で、どこのメーカーのシーケンサを使用するか? 成功する自信もないのに無駄になるかもしれないシーケンサに金を掛けるわけにいかない!
当時、シーケンサメーカーとしては後発の「キーエンス」という会社がありました。そこの営業さんに相談すると、「テスト機を無償で貸与して下さる。購入は、システムの稼働が確認できてからで良い」という好意に甘え、尚且つシーケンサのノウハウを丁寧にご指導頂き、そのお陰で無事システムを完成させることが出来ました。キーエンス最高!
そしてその成果は?
その成果を、私は見ることが無く、退職する事になりました。