差圧リレー
先日の圧力スイッチとよく似ていますが、圧力の感知部が2ヶ所あります。(写真の両端)
これはHP(高圧)とLP(低圧)があり、この差圧でバイメタルが動きます。通常、油圧とか水量を監視し、規定値以下になると異常停止させます。
圧力を監視するのだから油圧は解るけど、水量って監視できるのでしょうか?
ベルヌーイの定理というのがあります。説明をするとややこしいので省略します。ここでは、流量が2倍になると圧力差が4倍になると覚えて下さい。
この装置は冷凍機の冷水・冷却水配管に用いられ、入口配管がHPに、出口配管がLPに繋がれます。
例えば、通常100m3/Hrの冷水が流れる冷凍機では、80%以下になると異常停止させる必要があります。
100m3/Hr流れている時の高低差圧が75kPaであれば、80%(80m3/Hr)の時の差圧は、
0.8×0.8×75=48kPa
となります。
つまり、48kPaで接点がOFFになるように調整してやればよいわけです。