マグネット-2
もともとシーケンス回路にはマグネットコンタクタが使われていました。
古い制御盤の中を見ると、盤内前面にコンタクタが並んでいました。しかしこれでは場所をとりすぎる為考案されたのがミニチュアリレーなのです。寸法の違いは以下の通りです。(メーカーにより多少異なります。)
マグネットコンタクタ(最小):87D×45W×70H
ミニチュアリレー:35.5D×21.5W×35.5H
ミニチュアリレーはマグネットコンタクタに対し体積比で1/10以下です。これによって制御盤が飛躍的に小さくなりました。
古い制御盤の更新を依頼された時、ほぼ全てをミニチュアリレーに置き換えることにより、盤の大きさが1/8になり、お客様が驚かれたことがあります。
しかし、ミニチュアリレーでは代用できないものが、先号で申し上げた[接点容量]なのです。