数字の持つ意味

シーケンス図面を見ると、数字が頭に付いている機器やリレーをよく見掛けます。代表的なのが[26][30][49][63]…

26は温度を表します。63は圧力。30は異常。49はサーマルリレー。他にもたくさんあります。

この意味を知っていれば、初めて見る図面でも、大まかなシーケンスの構成が見えてきます。

例えば冷凍機の回路で63Hとあれば高圧スイッチ?63Lなら低圧スイッチ。26Lなら低温…という風に、見当が付きます。

実際には、63CWは冷却水圧力(流量)スイッチ。63CWTなら冷却水断水遅延タイマ。26WLは冷水温度低下。という使い方になり、常にその機器を扱っている者は、取説が無くてもシンボルネームで判断できるという事です。

そして上記の保安リレーが働いた時、一括して異常回路を働かせて故障内容を保持し、機械を停止させる。というのが一般的なシーケンス回路です。この異常回路が[30]になります。

因みに瞬停などでこの[30]が働かずに勝手に止まってしまうことを、我々は「おばけ」と呼びます。

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